設立者:Paul Foster Case(October 3, 1884 - March 2, 1954)。他に、Elma Dame,Lilli Geise(Caseの最初の配偶者),Howard Underhillら(他に一名いるらしい)も設立に関わったとされる。正式名称 Bilders of the Adytum, Ltd.。
GD(正確にはAO)のアメリカ支部(トート・ヘルメス)の分流と日本では紹介される。しかし、在籍期間は除名されるまでの三年間(1918-21年、一時プレモンストレーターに就任したが6ヶ月間で退いている)と短く、しかも入団時には既にTarot研究者としてかなりの研究を進めていた。ケース自身、AC一派による「正しい帰属」の暴露以前に、それを発見していたと主張してプライドを見せている。果たしてポール・ケースにGDの分流との意識があったかは不明。BOTAの所謂Working Buildersは別であろうが、通信講座にはGD色は極めて薄いように思われる。私はかかる紹介は誤りであると考える。もっとも、AO離反組が初期において、ケースのグループの中核を形成し持続させたのは疑うに値しない。
パンフレットからは聖なるカバラと神聖なタロットの学院である。LessonはCaseと後継者Ann Davies(1912-1975)により作成されている。もっとも、ケースは某「マスター」から物理次元で指導を受けたとされるから見ようによってはアレである。
同団は、事実上、1922年に1920年ケース設立の「不朽の叡知の社」The Shrine[School?] of Ageless Wisdom(OHサイトより。AO在団中に作ったのだろうか?)をB.O.T.A.に組織を変えた。もっとも、後述FLOのサイトで入手できるCaseのワークをまとめた一覧のLessonの表題を見る限り教授内容は違う様だ。
通信教育の非常に巨大な団体であるが、Anthony Flemingの__The Golden Dawn American Source Book_所収のイントロダクションによれば、Ann DavieがBOTAを今日の姿にしたようである。国内にも数名の学徒が確認されている。
どうやらAnnの死後、BOTAは分裂したようだが、分裂後は本部のLos AngelesからB.O.T.A.-L.A.とも、あるいはB.O.T.A. in Americaとも書かれる。もっとも、この分裂は、2009年現在、何らかの形で解消しているようだ。なお、BOTAの出版部の出している書籍・テープもWebページで紹介があり、買える。
20090902
BOTA分流。GD回帰の団体。1980年代設立。Ann時代のBOTAの幹部であったクラーク氏がAnnの死後BOTAから離れて設立した団体。BOTA出身者らが中心となり創設・活動している団体と思われ、クラーク氏以外にも、Tarot関係の作家が所属している。会員にはBOTAを併行受講している場合が多いと聞く。GD系。東京ロッジ(Fraternitas L.V.X. Occulta - Japan)あり。
おそらくは、クラーク氏に儀式魔術を志向する傾向があり、巨大化したBOTAとそのGD的要素または儀式魔術的要素の薄い通信教育の体制に対する不満等があったのだろう。なお、コレスポンデンスは良いとある方に聞きました。私は時間ができたら受講してみたい者です。
アーカイブには、FLOのオリジナルの著作は、ケースの作品一覧や年表があるぐらいであるが、他のBOTA系のMLなどでも公開しているケース関係の資料(著作やレターなど)がある。DLできるのはありがたい。また、このグループのメンバーは、著作面でも10冊、20冊と「多作」ではないかもしれないが、良質な内容のものを発表している。最近ではケースの遺稿の発表事業にも積極的であるようだ。クラーク氏は日本で公開の講演を一度なさっている。
なお、以前の東京ロッジの勧誘ページには"A Note for Japanese Students:The F.L.O. is the only Mystery School with direct Golden Dawn Linage operating in Japan."(http://l-v-x.tripod.com/flo/id5.html)と他の団体と差別化した記載があった。ケース・BOTAとやや特殊な人・団体を媒介しているが、GD団という面からみれば国内グループでは一番育ちがよい。
20090808改訂