この企画の具体的目的は、二つです。
一つは参加者間で簡易な物理的神殿の構築についてのアイディアを提供し合う事です。
そしてもう一つは神殿を構成する大道具小道具に対する考察の場と機会を提供する事です。
第一の点は、神殿を設置する事は同時に魔術儀式はどのような物理的環境の下で行うのがより心理的あるいは霊的な効力を感じる事ができるかにも関係します。
第二の点は、神殿の構成物即ち要素となる道具について考察する事により物理的に構築した神殿や視覚化により構築した神殿に意味を与える事と関係します。そして、この場合、意味を与える事は神殿や道具に生命力を与える事と同義である。
また、この二点を考える事は基礎知識の習得や再確認に役立つと思います。本企画では基本的に重要と思われる数点の神殿の道具を深く掘り下げて見ましょう。
邦訳書では全書やクロウリーの神秘主義と魔術、フォーチュンの神秘のカバラー、ウォンの秘密の聖堂は勿論、ホールの著作、フリーメーソン関係、各種神話や伝説さらにはファンタジー・SF小説までも取材・考察の対象にします。
皆さんも一般的(?)なイメージを広げてみてください。
イメージを広げると、祭壇を対象とした瞑想用の儀式が作れます。それ以外にも儀式前の4拍呼吸や沈黙による集中の際に祭壇の意味に心を向ける事によって、儀式用の頭に移行する等集中の補助に使用することも出来ます。
参考までに私のメモを公開。何となく燔祭壇の記述もひろっています。
問題の図「香祭壇」
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供物(1ケテル)
卑金属?<base metal?=青銅?>基盤?Base(3ビナー) 容器(2コクマー)<香炉?>
左のBay(5ゲブラー) 右のBay(4ケセド)
<このベイは月桂樹の意味か?「アカシヤの木でさおで、君はそれに金(青銅)をかぶせねばならない」。それとも「(部屋・建物の)引きこみ、外への張出し」か?後者ならhornsにも取れる。しかしそれなら複数形だ、それともふちか?「またそのまわりにふちをつくらなくてはならない」入り江では幾らなんでもなさそう>
左の2つの輪(8ホド) 祭壇胴部(6ティファレト) 右の二つの輪(7ネッツアク)
<「また二つの金の輪を」「その格子の四つの端に四つの青銅の輪」>
焼き網(9イェソド)
<燔祭壇:「青銅の網細工で格子をつくり」。但し、岩波の『出エジプト記』の注解ではこの網細工は焼き網ではないソロモン時代の物か、聖書通りに作って実用に耐えるか疑問との見解あり。キケロの図版では明らかに焼き網を意識>
土台(10マルクゥス)
(聖書ご指定の祭壇図)
全書、キケロ自己参入、出エジプト27章青銅(燔祭壇)30章金(香祭壇)参照<>はTRKのコメント
何かご存知の方がいらっしゃるならば教えて下さいm(_ _)m
2−2 設置付き祭壇の上
これまで、祭壇の理論的な側面に触れましたがでは実際に設置する場合はどのように行うべきでしょうか?
私の事例を述べながら検討してみましょう。
2−2−1
先ず,実際の設置場所ですがこれは特殊な場合を除いて部屋の中央に設置します。集団儀礼などでは中央以外にも副祭壇を設置する事もあるでしょう。場所についてはこれが全てと思います。
2−2−2
では、どのような物を祭壇として設置するのでしょうか?
第一に最も正統なのは所謂黒い二重立方体の祭壇を作りそれを設置する事でしょう。通常45cmから50cmが立方体の一辺の長さかと思います。日本の住宅事情からは大物と言えるかもしれません。
しかし、このような正式な祭壇を設置するのは保存その他色々と大変だと思います。事実私は今のところ持っていません。
それではどのように対応すれば良いのでしょうか?祭壇も設置できないなら魔術をやる資格もないと言われるのは余りにもつれないと思いませんか?
ですから、第二の方法として、どのように適当な物で間に合わせるかを考えましょう。
一例として、私のケースを述べます。
私は貰い物の安そうな四角いトランクに黒い布(の大きめの切れ端)をかけたものを祭壇として利用しています。縦にして使用しているので正直言って狭いし取っ手があって平らではありません。しかし、それでも十分に有効に扱っています。
なぜなら、テキストやワンドを置けばはみ出しますがずり落ちるほどではありませんし、取っ手の部分は真ん中にありますから蝋燭の位置を定めるのに役立ちます。それにタイヤがついて移動も楽です。
私の事例を見て分かると思いますがこのへんに付いては私はかなりルーズに考えています。皆さんも身の回りの物で色々試してください。
簡単に出来そうな物としてはダンボールを重ねる、小さめな机を使うなどです。一昔の電話を置く机などが物置にあればそれを用いるのもよいと思います。
2−2−3 祭壇の上
2−2−3−1
私のように祭壇自体を手頃な物で代用していると重要になるのがアルタークロスです。事実上これが祭壇の良し悪しを分ける事になります。
通常は黒か白の布がアルタークロスとして用いられます。大きさは祭壇の上面を十分に覆える必要があります。これらはオカルトショップなどでは市販もされていますが高額な場合が多いのでこれも自分でどうにかするのが基本です。
私の個人的意見を述べるのならば布質には注意してもらいたい。ビロードのようにてりがあるのが好みです。蝋燭の光に映えるのが良いでしょう。
基本的には布切れですが、手芸の好きな方は図版を刺繍するのも良いでしょう。
手頃な布切れがない場合はローブ等を作るときにどうせ布が余るのでそれまで市販の物を利用するのが良いかもしれません。この場合間違っても素直に「アルタークロス」をオカルトショップでは買わないように。普通のテーブルクロスで足りると思います。
さらに、テーブルクロス以外でも女性ならスカーフで使わなくなったものも柄によっては最上のアルタークロスになると思います。放射状に柄が広がる物など中心に蝋燭を置くと大変映えるでしょう。
また、いわゆるバンダナなども安くて利用できそうですが、個人的には布質が今一つと思います。ただ、原色に近い色の物が多いのでセフィロトに関連する魔術のときは象徴色の関係で使いやすいかもしれません。
それ以外にも、タロット等を展開するための敷布をお持ちならそれを利用しても良いし、某奥義書のマニュアルに付録としてついている魔法円の裏をアルタークロスにするのも手です。
どちらにしろ祭壇で手を抜く人はアルタークロスにはその分留意するのが良いでしょう。
(注) アルタークロスにについて中古品を使用する場合はLBRP等でしっかり聖別しましょう。
2−3−3−2
アルタークロス以外に祭壇の上にのせる物は儀式により異なりますが蝋燭と燭台、香炉、魔術武器、テキスト、各種象徴があります。
魔術武器は四大の武器をのせるのがベターですが、持っていない或いはスペースがない場合はタロットの小アルカナ(1―10)で代用します。
香炉と蝋燭はなるべく設置しますが(バトラー『入門』p55、2000によるとエクトプラズムの出所となるらしい)、このときに注意を要するのが火の安全です。燭台により祭壇への引火を防ぐのは当然ですが、祭壇の上で手をうろちょろさせたりスペースによっては近くをぐるぐる回るので衣服に引火する危険があるので注意が必要です。
尚、蝋燭を使うなら電灯は消して良いでしょう。蝋燭のみでやる儀式はまた格別の趣と効果があると思います。
以上で祭壇の設置については終わります。聖別に付いて凝りたい人は『講座』の神殿の開式を用いれば良いでしょう。
祭壇を設置する習慣のない人はこれを機にチャレンジしてください(^○^)v
最初に今日は皆さんで簡単な言語による連想を働かせてみてください。
例えば、柱→大黒柱→一家の大黒柱→「お父さん」それとも「お母さん」?→父性・母性
など簡単で結構です。やってみてください。また、あたりさわりのない内容でしたら投稿してみるのも良いでしょう。
尚、内容は一先ず単数形の柱でも結構です。複数形の柱については回を改めて出しましょう(^_^;)
『完全版』Vol.3 The Core of the Traditon pp1−14
The Pillars by G.H.Frater N.O.M.
The Pillars-II
The Pillars III by G.H.Frater S.R.M.D.
The word of the departed spirit OSIRIS,son of god
The Pillars IV by G.H.Frater Sub Spe
The white pillar ,the black pillar
2が『全書』の「柱」に相当する文書です。お持ちの方は確認されると良いでしょう。お持ちでない方は機会があれば購入するのもよいと思います。
ちなみに私の家の近くの古本屋には数年前から置いています。何故か3巻本の英語以外の『黄金の夜明け』もある(6000円)。後者は読めないので買っていませんが何年経っても6000円なのが不思議です。どこぞのオカルテイストがお亡くなりになって売りに出されたのかと思っています。その時期、タロット(10種類近く)やレヴィ,クロウリー,ウスペンスキーの洋書やショーレムのユダイカの翻訳書、クロウリーの訳書が一気に売りに出されていたので。
ショーレムの翻訳書や持っていないめぼしい物は私買い取らせていただきました。蔵書印やサインが書いてないのでお名前は不明ですがありがとうございました(合掌)。
話が逸れました。
また、柱に書く絵については、邦書ではウォンの『秘密の聖堂製作法』、江口・亀井『黄金の夜明け』には確実、多分『最後の覚書』にもあったと思います。洋書では完全版とキケロの今は2巻本になっている『秘密の神殿』にあります。
ウォンの写真の柱は絵が書いていませんがキケロは絵入りの柱の写真があります。
なお、完全版と『全書』の比較についてはホルスの槍Vol.I No.4に江口氏による「エデンの混乱」と言う楽しい小論あります。エデン図に視点を絞ったものですが今読んでも大変面白い論考ですので機会があったら読みましょう。
>老師この手の論考をO∴H∴のサイトで是非やって下さい!
3−2−2−3
さて、今週の実践(指令?笑)です。題材はズバリ柱の視覚化です。
「東を向いて座り東の壁に右に白い柱が左に黒い柱が立っているのを視覚化しなさい。そして、その二つの柱の意味を考察し、その間に立つ事はどのような意味かを考えなさい。了後,その結果を貴方の魔法記録に書け。」
視覚化で凝りたいちょっとマニアックな人(笑)の為に、
1 最初に黒い立方体を東の右と左の正面に視覚化せよ。
2 次第、右の立方体から黒い蓮の花が、左の立方体から白い蓮の花が咲くのを視覚化せよ。
3 次第,黒い蓮の花から白い柱が、白い蓮の柱から黒い柱が伸びて行くのを視覚化せよ。
4 次第、柱の頂点に白い柱は東に底面の頂点を向けた、黒い柱は西に底面の頂点を向けた赤い三角錐を視覚化せよ。
5 次第,柱の意味、柱の間に立つ意味を考察せよ。
6 次第、十分だと思ったら視覚化した物が灰色の靄になって完全に消えて行くのを視覚化せよ。
7 結果を魔法記録に書け。
付記:柱は部屋どころか宇宙に飛び出すぐらいに瞑想するのもか。可能なら前後にLBRPをする事。宇宙に飛び出したらしっかり想像の体を戻しましょう。可能なら柱の絵を書いてみること。指定した『全書』の該当ページや0=0参入儀式を読んでおく事。柱の配置の場所は壁の真ん中にドアがあると思ってその両側ぐらいが良いでしょう。考察が二つの部分があるが、実践において両方の考察をいっぺんにやる必要ない。この瞑想は一応TRK謹製です。引用する際は常識に則る事。
尚、私も責任(?)をとって実行します。結果を投稿や私信でくださればと返答があります。事実誤記があれば指摘してください。
3−3 柱の瞑想の遊び方
懲りずに神殿特集柱編です。
今回は柱の瞑想の遊び方をご紹介します。基本的に私の魔術儀式や瞑想での遊び方はこの手の運用方法が多いです。
前回紹介した柱の瞑想・視覚化は以下でした。
1 最初に黒い立方体を東の右と左の正面に視覚化せよ。
2 次第、右の立方体から黒い蓮の花が、左の立方体から白い蓮の花が咲くのを視覚化せよ。
3 次第,黒い蓮の花から白い柱が、白い蓮の柱から黒い柱が伸びて行くのを視覚化せよ。
4 次第、柱の頂点に白い柱は東に底面の頂点を向けた、黒い柱は西に底面の頂点を向けた赤い三角錐を視覚化せよ。
5 次第,柱の意味、柱の間に立つ意味を考察せよ。
6 次第、十分だと思ったら視覚化した物が灰色の靄になって完全に消えて行くのを視覚化せよ。
7 結果を魔法記録に書け。
以上の行法では基本的に作業場の前面に柱を視覚化しました。
しかし、遊ぶ場合は作業場の中心部、自分の立つ両脇ぐらいに視覚化します。或いは、後ろに立って前方中心部に視覚化し、歩いて自分を真ん中に持っていってもよいでしょう。
そして5の部分に手を加えて以下の様に想像します。即ち、両方の柱より力流を受け、また引かれながら「自分が柱の間で均衡を得る」とイメージします。
尚、この場合、基本的には西を向いてやります。また、柱についての基本的イメージを得ているのが前提になります。『全書』や『神秘のカバラー』等を参照してください。
念の為より具体的例遊び方:「今日は活気がなかったなあ」と思えば、白い柱からエネルギーが入ってくる様にイメージします。逆に「今日はかっかして落ち着きが無かった」と思えば、黒い柱から涼しいエネルギーが入ってくる様にイメージします。
また、エネルギーが入ってくるとイメージするとき、視覚化した柱に触ってみて磁気的・気功的(?)な感触・弾力を感じて見るのもよいでしょう。片手だけ、両手色々試して見ましょう。
なお、柱については「神聖なものである」との観念を持って接した方が逆の場合より大変よい。
加えて、『講座』をお持ちの方は12章の瞑想も参考にするとよいと思います。
3−4設置(略)
以上 柱 終わり
(続く)MLで特集中